ルビで広がるインクルーシブで好奇心にあふれた世界

設立者せつりつしゃ松本大まつもとおおき X 代表理事だいひょうりじ 伊藤豊いとうゆたか 対談たいだん

ルビ財団ざいだんは、こうしてできた

松本まつもと

ぼくむかしから「インターネットそうルビ図書館としょかん」をつくりたいとおもってたんだよね。

ちいさいときにルビきのほんむことがおおくてね。ほんだらけのいえで、たたみとか絨毯じゅうたんから天井てんじょうまで、かべ全部ぜんぶ本棚ほんだないえだった。怪人かいじん二十面相にじゅうめんそうみたいな子供こどもけのほんだけじゃなくて、園芸えんげい本とか世界せかい美術史びじゅつしとか、大人おとなけでもルビがついているほんが、むかしおおかったんだよね。で、おそらく、したほうの、ぼくひっせるところにルビきのほんいてあったんだとおもうのだけど、そんなのをよくんでいた。園芸えんげい本ならイチゴいちごつくかたとか。1時間じかんなんccみずをあげるとか、肥料ひりょう液化えきかカリウムがどうとか、まるで科学かがくほんみたいなかんじで。そんなのをんだりして色々いろいろ興味きょうみれていったという経験けいけんがあったんだよね。 ぼく記憶きおくでは、昭和しょうわ50ねんごろまでは、朝日新聞あさひしんぶんとかもふりがながってあった。そうすると、なにいてあるかよくわかんないけれど、ふりがながってあると一応いちおうめるので、「なんなんだろうな?これ」とおもったりできたんだよね。

そのあと、あるときから一気いっきにふりがながくなっちゃって不便ふべんだなとおもっていた。ぼくめない漢字かんじがいっぱいあるし。美術館びじゅつかんっても、 「室町時代むろまちじだい誰々だれだれさんがこういう手法しゅほうでつくったこういう作品さくひんです」という説明せつめいが、作品さくひん名前なまえからしてめなかったりしてね。仕方しかたがないから、したいてある英語えいご説明せつめいんで、かたったりとかね。
かたがわからないとあたまにはいらない。イメージができなくて理解りかいもできない。そういう状況じょうきょういやだなとおもっていた。

マネックスグループで、教育きょういく事業じぎょうをやろうということで、STEAM教育きょういく*のVilingという会社かいしゃ買収ばいしゅうして事業じぎょうはじめたら、STEAM教育きょういく根本こんぽん理論りろんで、「まず問題もんだいかることが重要じゅうよう」というのがあることをった。子供こども算数さんすう問題もんだいけないことのほとんどの理由りゆうは、問題もんだい意味いみからないからだということなんだよね。はたと、「ちゃんとルビがってあればいろんなひとめるのに」と。子供こども漫画まんがばかりむのは、漫画まんがにはルビがってあるから。でも漫画まんが子供こどもほん大人おとなほんにルビがってあれば、興味きょうみまかせて大人おとなほん科学かがく芸術げいじゅつ人文じんぶん社会学しゃかいがくなど、色々いろいろほんむことができるよね。で、自分じぶん興味きょうみたがやしていくことができる。

*Science(科学かがく)、Technology(技術ぎじゅつ)、Engineering(工学こうがく)、Arts(芸術げいじゅつ)、Mathematics(数学すうがく)の5つの英単語えいたんご頭文字かしらもじわせた造語ぞうごで、理数りすう教育きょういく創造性そうぞうせい教育きょういくくわえた教育理念きょういくりねん

また、日本にほんも、外国人がいこくじんかたとのあいだ子供こどもさんがえてきて、いえ日本語にほんご使つか機会きかいかぎられたりして、日本語にほんごとく漢字かんじ苦手にがてかんじ、学校がっこう生活せいかつなどで困難こんなんかかえることもおおいといている。漢字かんじにもっとふりがながられていたら、おおくの子供こども興味きょうみまかせてどんどん発達はったつしていけるし、びていく。もっともっとひろかんがえると、よりおおくのひとがインクルードされていけるのでいいなとおもっている。

アメリカなど、アルファベットのくにでは、子供こどもでも論文ろんぶんめるよね。意味いみがよくわからなくてもむことはできる。だからちいさいときから「これってなんだろう」という興味きょうみまかせてすすんでいけるのではないかな。音楽おんがくも、優秀ゆうしゅう子供こどもしょう中学生ちゅうがくせいのうちから世界せかいをめざして教育きょういくける。アスリートも。でも、日本にほんにいると、科学かがくやそういう専門せんもん分野ぶんやは、まず、大人おとなになって漢字かんじめるようになってからでないとアクセスできない。英語えいごだったら、最初さいしょからめるわけ。これには巨大きょだいがあるよね。そういうのもよくないなと。そこがわたし元々もともと発想はっそうだった。でも、よくよくかんがえたら、社会しゃかい全体ぜんたいのインクルージョンという発想はっそうもでてきた。英才えいさい教育きょういく部分ぶぶんでもすごくいし、裾野すそのひろげるという意味いみでもよい。両方りょうほういとおもう。そんなおもいがあって、やりたいなとっていたら、伊藤いとうさんがやりましょうとってくれたんだよね。

伊藤いとう
わたしがスローガンを起業きぎょうしたのは18ねんまえ高校こうこう大学だいがく先輩せんぱい起業きぎょうして成功せいこうされているかたということで、松本まつもとさんに手紙てがみいていにったのが出会であいでしたね。そこから開成かいせい高校こうこう起業家きぎょうかあつまりをねんいっかい松本まつもとさんをかこんでやることになって、そこの幹事かんじをやっていて。2021ねんにスローガンが新規しんき上場じょうじょうするときに、マネックスさんに共同きょうどう主幹事しゅかんじというかたちでお手伝てつだいをいただきました。上場じょうじょう1ねんくらいで社長しゃちょう退任たいにんする発表はっぴょうをしたあと、「つぎ非営利的ひえいりてきなことで社会しゃかいいことをやりたい」ということをおつたえしたら、松本まつもとさんから「こういうのに興味きょうみがあるか」ということで、ルビのはなしがぽろっとてきて。ぼくとしては、そのとき子育こそだてをしていて、子供こども小学しょうがく5年生ねんせい幼稚園ようちえん年長ねんちょうだったので、子供こどもほんあたえて読書どくしょきになってほしいとおもっていたところでした。でも、すこ背伸せのびして中高生ちゅうこうせいけや大人おとなけのほんもうとすると内容的ないようてきにはめるはずだけどルビがないからめないということが結構けっこうあって、もっとルビがひろられているとよいな、ということをちょうどおもっていたので、すごく共感きょうかんをして、「それは面白おもしろいですね、やりましょう!」ということで一緒いっしょ財団ざいだんをつくる準備じゅんびはじめました。

かんがえてみると、子供こどもだけではなく、外国人がいこくじん大人おとなにだって、漢字かんじがハードルになることは結構けっこうあるとおもいます。そもそも社会しゃかい必要ひつようなのに、なんでこんなにひろがっていないのか。研究けんきゅうもあまりないようで社会しゃかい盲点もうてんになってしまったテーマなのではないか。これは相当そうとう面白おもしろいテーマだなとおもっています。

松本まつもと
そして、次々つぎつぎ素敵すてきなタレントがあつまってくれたよね。

伊藤いとう
理事りじ仲川なかがわさんは、もとIBMのコンサルの出身しゅっしん印刷いんさつ会社かいしゃの3代目だいめ。ウェブサイトにルビをる/なしなし、にする仕組しくみみをさっとつくってくれました。ChatGPTでコーディングをみつけて。

松本まつもと
理事りじ宮崎みやざきさんは、ずーっとおさんの学校がっこうかせをボランティアでやっていて、漢字かんじには問題意識もんだいいしきっていたようだね。フローレンスをはじめ、ソーシャルになが経験けいけんがあり、たよれる存在そんざいだよね。

そして、評議員ひょうぎいん土井香苗どいかなえさん(ヒューマンライツウォッチジャパン代表だいひょう)。ルビは、ヒューマンライツに関係かんけいする問題もんだい。インクルージョンの部分ぶぶんたよりにしています。

評議員ひょうぎいんこおりさんは、政策せいさく広報こうほう、アドボカシーの専門家せんもんか。ルビをひろげていくのに心強こころづよ存在そんざいです。

伊藤いとう
そして、事務局じむきょくには、財団ざいだん設立せつりつ運営うんえい支援しえんというあたらしい事業じぎょうげた、フィランソロピー・アドバイザーズ(かぶ)の藤田ふじたさんと小柴こしばさんにはいってもらいました。

松本まつもと
この組織そしきは、非営利ひえいりで、社会しゃかい活動かつどうをするためのものなので、わかりやすく財団ざいだんにした。みんなが、いろんなアイデアとかをどんどんしていってくれると、すごくいよね。

今後こんご活動かつどうは、社会しゃかいひろってもらう活動かつどうから。

松本まつもと
まずは広報こうほう活動かつどうひろ社会しゃかいに「ああ、そうだな」という共感きょうかんおおってもらうことが大切たいせつだよね。

伊藤いとう
そうですね。ある出版社しゅっぱんしゃかたとおはなししたら、ルビは「盲点もうてんだ」とっておられた。かんがえたことのないテーマだったと。ルビの意義いぎとセットでつたえていければとおもっています。

松本まつもと
出版社しゅっぱんしゃ自治体じちたいとか区役所くやくしょに、「もっとルビろうよ」とか。
新聞社しんぶんしゃへ、ルビの復活ふっかつ提案ていあんとかね。

伊藤いとう
自治体じちたいについては、ルビシティとかルビタウンとって、ルビをまちをどんどんやしたい。子育こそだてしやすいまちとか外国がいこくルーツのひとらしやすいまちということで移住いじゅう拠点きょてんなどもふくめて関係かんけい人口じんこうやすためなど、自治体じちたいのPRにルビが使つかえるとおもっています。

松本まつもと
まち標識ひょうしきも、ルビがってあると、外国がいこくひととか、はるかに理解りかいできる確率かくりつがるとおもう。
これからも外国がいこくルーツのひとたちはえる傾向けいこうにあるだろうし、すでに外国籍がいこくせき住民じゅうみんおおい、たとえば東京とうきょうえば新宿区しんじゅくくにもアプローチしたい。

*新宿区しんじゅくく現在げんざい人口じんこうの12.4%を外国籍がいこくせき住民じゅうみんめる(※ 2019年1月1日現在げんざい東京都とうきょうと総務局そうむきょく

伊藤いとう
街中まちなか表記ひょうきについてですが、最近さいきんはローマっているのがおおいけど、日本にほんんでいる外国人がいこくじんの8わり程度ていど英語えいごになじみがない*ので、じつ英語えいごかたしめすというのが適切てきせつなソリューションになっていない部分ぶぶんもあるんです。ローマフリガナふりがなられても、ヘボンしきのローマになじみがないので。伊藤いとうも「ITO」とっても、「いと」、なのか、「いとう」、なのかわからない。だから、ひらがなさえおぼえれば全部ぜんぶめるよ、としたほういのではないかなとおもっています。いまは、結果けっかとして、英語えいごやして、中国語ちゅうごくごやして、ハングルもやして・・・と、併記へいきするという流れながれはあるのですが、ひらがなをおぼえてもらう、というのもよいアプローチではないかと。

*出入国しゅつにゅうこく在留ざいりゅう管理庁かんりちょう 文化庁ぶんかちょう在留ざいりゅう支援しえんのための やさしい日本語にほんごガイドライン」(2020年8月)から調査ちょうさ
85.67%の在留ざいりゅう外国人がいこくじんは、英語えいご公用語こうようごとしていないくに出身者しゅっしんしゃである https://www.moj.go.jp/isa/content/930006072.pdf

松本まつもと
外国がいこくをルーツに方々かたがたにも、日本語にほんご問題もんだい軽減けいげんしてもらって、安心あんしんして生活せいかつしてほしいですよね。

ルビは、日本語にほんご権力けんりょくから解放かいほうする?

松本まつもと
ちいさいときに、「天才てんさいバカボンばかぼん」をんだときのこと。第一だいいっかんで、パパが駅前えきまえ映画えいがてきたと。タイトルは「とにりぬ、じゃ~」と。「かぜともりぬ」だったんですよね。漢字かんじ部分ぶぶんめないと、イメージいめーじてないですよね。めるひとはいいんだけど、めないひとにはすごくハードルがたかい。それを子供こどものころからずーっとおぼえています。

ぼくがこれからそうとしている資本しほん市場しじょうかんするほんも、ルビフルにしたいとおもっているんだ。ターゲットの読者層どくしゃそうは、金融きんゆう政策せいさく経営けいえいかかわるような大人おとななんだけど、興味きょうみつようであれば子供こどもにも、んでもらえるとよいなとおもって。
そもそも言葉ことばって、権力けんりょくむすびついているようなところがあるよね。ふるくは聖書せいしょ聖職者せいしょくしゃしかうつせなかったから権力けんりょくがそこに集中しゅうちゅうした。グーテンベルクが印刷機いんさつき発明はつめいして、ルターが聖書せいしょひろめた。聖書せいしょ印刷いんさつしてくばるということで、聖書せいしょ権力けんりょくから解放かいほうした歴史れきしがある。くにつく法律ほうりつやガイドラインとか、独特どくとくまわしで本当ほんとうむずかしい。わかるひとだけのものになっている部分ぶぶんもあるのではないかと。むかしから、言葉ことばってそういうふう使つかわれてきているところがある。また、あえてむずかしいまわしをするひともいるね。でも、まずは、かってもらうことが一番いちばん大切たいせつだよね。ひとかぎられるような内容ないように、ルビがってあれば、興味きょうみ高校生こうこうせいなんかもてくるとおもっているのだけど。

伊藤いとう
その松本まつもとさんのほんわがいてあったら、しょう6のむすめが、んでみようとはするかもしれないですね。ルビがっていなかったら、「自分じぶんけではない」とかんがえるでしょうね。

松本まつもと
先日せんじつ大学だいがくったときに量子りょうし力学りきがくほんったのだけど、もうとおもったら漢字かんじおおくてなかなかすすめられない。専門語せんもんごおおくて。おとればまだいんだけど。

伊藤いとう
大人おとなでも漢字かんじめないですよね、ってはなしを、最近さいきんくしているんです。「そう?」とか「めるよ」というひともいるけど、ぼく予測よそくでは、そういうひとは、自分じぶん馴染なじみのある分野ぶんやしかんでいないのだなとおもうんです。自分じぶん専門せんもんではないほんもうとしているひとほど、「漢字かんじめない」という自己認識じこにんしきっているはず。ぼくも、ビジネスしょだけんでいるとめないということはなかったんですが、社長しゃちょうめて、べつのことをやろうとおもっていろんなほんんでいると「めないじゃん!」みたいなのがいっぱいあった。

松本まつもと
茶道さどうほんなんか、ほんけたら、なにめないよ。漢字かんじってるんだけど。証券会社しょうけんがいしゃ専門用語せんもんようごでも、「約定やくじょう」とか「成行なりゆき」とかって、はじめはめないでしょ。平仮名ひらがながついていたら、どんならくなことか。そういうので、振仮名ふりがなってあると、すごい敷居しきいがるよね。だから、ルビをひろめていきたい。そうすれば、あらゆることのすそひろがるよね。
物理ぶつり数学すうがく天才てんさいは、小学生しょうがくせいときからそういう素質そしつはあるはずで、そういう子供こどもたちは、(専門書せんもんしょめれば)どんどんんで、どんどんそだっていくはず。

伊藤いとう
先日せんじつ、いろんなくに言語げんご文化ぶんか教育きょういくけた経験けいけんをもつ「6かこく転校生てんこうせい ナージャの発見はっけん」の著者ちょしゃであるナージャさんとはなして、日本語にほんご環境かんきょう特殊性とくしゅせいづきました。アルファベットのくにちがって日本にほんでは漢字かんじ習得しゅうとく時間じかんがかかるため、学年がくねんによってめる漢字かんじかぎられるため、めるほんかぎられる。そのため、無意識むいしきに「子供こどもけ」「大人おとなけ」とほん分断ぶんだんされているような印象いんしょうがある。アルファベットのくにであれば、意味いみがわからなかったり発音はつおんちがっても、大人おとなけのほんを「む」ことは可能かのう単語たんご難易度なんいどとか内容ないようテーマてき大人おとなけ、子供こどもけという区分くぶん存在そんざいするが、めるかどうかでのちがいはない。というおはなでした。
たしかに、ルビのない漢字かんじばかりのほんは、あきらかに大人おとなけと認識にんしきされて子供こどもは「自分じぶんけじゃない」とおもってしまう。興味きょうみ関心かんしんをもっても、より背伸せのびをしてまなぼうとしたときに、漢字かんじめないというかべがある。アルファベットならめるしスペルがわかれば調しらべやすい。日本にほんにおいて日本語にほんごそだったわたしたちにはづきにくい視点してんだなとおもいました。

松本まつもと
なるほどね。ぼく記憶きおくでは小学しょうがく3年生ねんせいくらいまでは、新聞しんぶんにルビがってあった。それをんで、水俣病みなまたびょうとか、「水銀すいぎんでこうなるの?」とか。そんなふうに記事きじんでいた記憶きおくがあるね。

今、ぼく毎日まいにち小学生しょうがくせい新聞しんぶん有料ゆうりょう購入こうにゅうしてるの。とても良いよ。ルビがってあって。参議院さんぎいん選挙せんきょのこととか、ちゃんと説明せつめいしてくれてね。今日きょうはLGBTほう成立せいりつとか。子供こどもがわかるように説明せつめいしてくれてるの。わかりわかりやすい!

伊藤いとう
ぼくたちのルビフルな活動かつどうで、だれにもやさしいひらかれた社会しゃかい実現じつげんするように、みんなでちからわせていきたいです。これをんで共感きょうかんいただけたかたは、ぜひぼくたちの活動かつどう参加さんかしてください。

連絡れんらくはこちらまで!
info@rubizaidan.jp

ルビで広がるインクルーシブで好奇心にあふれた世界” に対して3件のコメントがあります。

  1. 小野 三枝子 より:

    大いに共感します。少し違う意見もあります。私も子どもの頃は総ルビの新聞を読んでいましたが手間と費用の関係で新聞社が一斉にルビを無くしたはずです。
    よめる わかる ひろがる の方がいいと思います。
    お役所の文章はわざと分かりにくくしているのだ思います。その方が都合がいいから

  2. 小野 三枝子 より:

    カタカナ外国語は私にとってルビなし漢字に似て来ています。サイトって?何を書けばいいのですか?マイナンバー?マイナカード?マイナポータブル?唐突に個人番号と出てきて、えっ!違うの?となります。きちんと日本語に翻訳するか第二公用語として英語を併記すれば日本人の英語力も上がりそうに思います。一石二鳥です。

  3. 吉田惠一 より:

    今朝、4時頃のNHKで松本大さんの話を紹介していたのを見て、るび財団のページを覗きました。
    私は、元中学教員で、現在外国につながる子ども達の学習支援をしています。日本の学校制度は日本以外の子どもにとって、ある意味絶望的です。日本に外国につながる人(ニューカマー)が増えて30年は経つのにニューカマーの子への学習支援制度が基本的には30年前と変わりません。(あえて挙げればテストにルビ振るだけでも助かる人もいるはずなのにほとんどされて無いなど・・・)
     その大きな手助けとなるのがルビだと思います。
    実は、高齢者の日本人にも戦争、貧困などの影響でひらがなを読めない方もおり、全国では数千人と少数ですが、通称夜間中学という公立学校もあり、そこには外国につながる方や不登校生なども学んでいます。
    いろいろな人の学びの保障のためにルビ振りが広がることを願っています。

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